475自動化構想設計(要因分析)
AI分析では、膨大なデータを使って、事前に問題の原因となる要因を絞り込まないで、予測する方法があります。この方法は従来の予見に左右されないといった点で有効ですが、膨大なデータを使って、多くの時間をかける必要があります。また、予測した結果が本当に正しいのか、理屈が通るのかを検証する必要があります。
一方、事前に問題の要因を分析し、仮説を作り、その仮説を検証するために必要なデータを収集してAI分析する方法があります。事前に要因分析を行うためには、製造現場のベテランや知見者によるディスカッションを重ね、図のような要因分析図を作成します。
要因分析図は中央の背骨から上に製造、下に設計要因に分け、 製造要因は4Mの視点で分類すると整理し易くなります。また、特性要因図作りを通して、現場のアナログ的なデータを収集することができるといった利点もあります。
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