461自動化構想設計(信頼性設計)
ここでは 設備の信頼性設計について考えてみます。
信頼性の指標としてロボットの失敗率、作業者の失敗率をppmで表します。ロボットの失敗率は 製品図面の部品公差やロボットの位置決め誤差を原単位として算出します。作業者の失敗率は ハンドリング回数を原単位として算出します。
次にヘッド挿入工程の設備のロボットの失敗率について解説します。①図のようにヘッド挿入工程では円板に接触することなくヘッドAssyを回転挿入します。 ②表に示してあるように想定される各要素の誤差の合成値を求めると0.35mmとなります。(3σの信頼性において) ③位置ズレの許容値を0.35mmとした場合、3σとなるので失敗率は3,000ppmとなります。④位置ズレの許容値を0.45mmとした場合、3.86σとなるので失敗率は120ppmとなります。 ⑤以上を前述のライン設計シートに記載します。
ここで設定した原単位の考え方は その他の工程の信頼性設計にも適用します。
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