453自動化構想設計(ワーク搬送)
ここでは ワーク搬送について考えます。代表的なワーク搬送(ワークハンドリング)のコンベア ローダ・アンローダ ターンテーブルについて解説します。
1つ目の図は自動化設備にワークを供給するフリーフローコンベアの例を示しています。コンベアはコロ駆動によるワーク搬送(組立治具搬送)で必要とされる位置に搬送されると、ストッパでワークを停止させます。コンベアのコロ構造は内輪駆動と連れまわりの外輪とで構成されていて、ワークの停止に伴い、外輪も停止しますが、内輪は回転し続けます。
自動機で組立を行うために、停止しているワークをリフタで上部にもちあげ 位置決め固定を行います。作業が終わると リフタを下げてコロ上に再度のせ、ストッパを解除すると搬送(排出)されます。かつてハードディスク組立ラインで適用した方式です。
2つ目の図はワークトレイのローダ・アンローダの例を示します。ローダ側からトレイを1枚切り出します。と同時にローラ上にあるトレイが1ピッチ搬送されて作業済のトレイ1枚がアンローダに収納されます。かつて半導体のワイヤーボンダで採用されていた方式です。
3つ目の図はターンテーブルの方式の例を示します。前2例の直線搬送とは違い、ワークを回転テーブル上に乗せ回転ピッチ送りします。ピッチ送りされた位置に、設備が設置されており加工、組立作業が行われます。作業終了後 また回転ピッチ送りされます。ターンテーブルが1回転してワークを回収します。ワーク投入と回収が同じ位置になる点が特徴です。
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