447自動化構想設計(ライン生産)
続いて量産向けのライン生産方式です。製造工程を細かく分割して、分秒といったタクトタイムでワークを流し加工、組立を行う方式です。同種のワークを大量に安定した品質で生産することができます。まさに「うまい、安い、早い」を実現します。細分化された工程のおかげで、単機能の自動化設備やスキルレスの作業者でも運用できるといった点も特徴の1つです。図はハードディスクドライブ組立ラインの例です。品種としての変化は媒体である円板の枚数が変化する程度で、単純機能のロボット設備を並べるだけで、厳しいクリーン環境内において安定して製造ができます。左から、ワーク投入、円板積層、クランプネジ締め、 バランス修正、ヘッド挿入、カバーネジ締め、ワーク回収の工程でクリーン度、衝撃、静電気の組立て条件を満足させるため、円板積層~ヘッド挿入までワーク搬送を含め全自動の組立ラインです。部品はラインのサイドからトレイで供給します。
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