466自動化構想設計(組立要素)
多品種変量生産では品種の変更に応じてスムースに作業の変更をする必要があります。この課題を解決する多機能組立システムには、自動組立に必要な要素として汎用ロボット、ワーク搬送、パーツ供給、ツールチェンジャーがあります。このなかでも、主要要素となるのがロボットによる自動ツールチェンジです。
ここでは、プリント基板上への部品搭載作業を対象とした構成を示しています。ベースマシンとして選定したロボットはパラレルリンクタイプです。可搬質量は大きくはありませんが、高速、高精度といった特徴を持っています。ロボットの先端にはツールチェンジャーを搭載しています。必要に応じて 貼付けツール 組付けツール プローブツール、塗布ツールを交換しながら作業を行います。 パラレルリンクロボットの特徴である高速、高精度を損なわないように、質量が小さくて済む吸着系ツールを多用しています。
作業内容に合わせてツールを交換する方法は、加工機のマシニングセンターの考え方と同じで、実績のある考え方と言えます。
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