455自動化構想設計(ビジネス指標)

 2-0章では 構想設計を進めるに当り必要とされる生産方式と設備要素について考えてきました。以降はこの生産方式と設備要素を最適に組み合わせて ビジネス指標を満足させる構想設計の手順について考えます。

 まず、最初に構想設計するに当り前提条件を明確にします。ハードディスクドライブの組立てラインを例に考えてみます。

  ビジネス条件:製造原価、設備投資など

    生産量30,000個/月 人件費400万円/年 設備償却期間7年

     設備投資5,000万円 投資回収期間3年 開発立上げ期間半年

     製品価格、製造原価                           

  投入製品条件:機能、性能

    記憶密度、シーク時間

    ⇒ 製造時環境(クリーン度、静電気量、衝撃値)

  構想設計の目的:ビジネス、製品条件から製造ライン、設備の要件を定義し仕様を決定する

SHIMAMURA ENGINEERING OFFICE

ものづくりの普遍のテーマに取り組んできた生産技術者の備忘録です。 スマート工場に向けた自動化、IOT、AIの活用について記載しています。 ご相談は下記のシマムラ技術士事務所へ。 It describes Automation and IoT/AI for smart factories. For consultation, please contact the following office.

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