436自動化構想設計(QCD)

 ものづくりの課題とは一体何でしょうか。みなさんご存じの通り答えはQCD+ES です。これは製品がパソコン、自動車、洋服、牛丼と変わっても普遍のテーマです。ただし、QCD+ES の定義は場合によって、多少の違いがあります。本セミナーにおいては次のとおり定義させてもらいます。

 Q(品質)は、生産工程内の品質を管理して、歩留まりの向上を図ります。(不良削減)

 C(コスト)は、部材費、労務費、設備費を管理して、コストを削減します。 

 D(生産性)は、時間、スペースを管理して、生産量の向上を図ります。

 E(環境)は、二酸化炭素や、有害物質の排出を抑えて生産活動を継続させます。

 S(安全)は、適切な人と機械の隔離、化学物質の処理で安心安全な職場環境を構築します。

 EやSは国や業界団体からの要請ルールに基づく課題であり、直接利益に結び付くものではありません。が、守らないといけない課題です。本セミナーにおいてはQCD中心に 進めます。以上の課題への取り組みとして 代表的な物を3つ挙げると

 改善活動では、IE、トヨタ生産方式の導入により、ムリ、ムダをなくします。

 自動化推進では、ロボット等の自動化で、品質の安定化と生産性の向上を図ります。

 データ活用では、IoT/AI等で、大量のデータを収集分析し、品質改善、予測をします。

等があります。みなさんの工場を現状分析してこれらの取り組みを選択する必要があります。本セミナーでは、その選択ポイントについても解説します。

SHIMAMURA ENGINEERING OFFICE

ものづくりの普遍のテーマに取り組んできた生産技術者の備忘録です。 スマート工場に向けた自動化、IOT、AIの活用について記載しています。 ご相談は下記のシマムラ技術士事務所へ。 It describes Automation and IoT/AI for smart factories. For consultation, please contact the following office.

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